宣教師の外国語評価テストは,新しい言語を学ぶ宣教師にとって,役に立つツールです。宣教師が受けることができる外国語評価テストには,誘出的模倣テスト(EI)とスピーキング能力評価テスト(LSA)の二つがあります。どちらも宣教師が進歩状況を確認し,言語学習を改善するための助けとなります。
誘出的模倣テスト(EI)
『宣教師用EnglishConnect』で英語を学んでいる宣教師のためのテストです。このテストには,伝道地の言語を学ぶ割り当てを受けた宣教師用に,スペイン語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,日本語,標準中国語,ポルトガル語,タガログ語のテストもあります。
宣教師は誘出的模倣テスト(EI)を受けることにより,自分の言語能力と言語学習の進捗状況を把握することができます。このテスト(コンピューターまたは電話で受験可能)で宣教師は,自分が学んでいる言語で様々な文章を聞き,それを復唱します。テストが進むにつれて,文章は長く,複雑になっていきます。
テストが終わると,宣教師は報告書を受け取ります。この報告書には,アドバイスや音声付きの例文があり,言語学習の改善に役立てることができます。テストの最後に発行される証明書をダウンロードすることもでき,宣教師はこれを伝道後に使うことができます。宣教師は約105日(3転勤)ごとにEI外国語評価テストを受けることになっています。
スピーキング能力評価テスト(LSA)
言語を学ぶすべての宣教師のためのテストです。
スピーキング能力評価テスト(LSA)を受けることによって,宣教師は言語能力の進歩を自己評価することができ,言語の学習方法をどう改善したらよいかが分かるようになります。このテストで宣教師は,自分の言語能力についての質問に答えます。話すようにという指示が出たら,自分が学んでいる言語で答えます。テストが終わると,宣教師は自己評価に基づいた報告書を受け取ります。この自己評価テストは,何度でも受けることができます。
よくある質問
テストを受ける時期になると,宣教師には電子メールが来ます。このテストは,電子メールが来てから2週間以内に受けなければなりません。この通知メールは,エリアの
このスケジュールに従うならば,エリアの宣教師全員のテスト結果が,宣教師にも宣教師をサポートする側の人たちにも,同じ時期に来るようにすることができるので,指導者は,宣教師の言語能力の進歩状況を容易に把握できるようになります。
伝道部の指導者は,報告書のダウンロードタブからデータをダウンロードすることにより,この報告書を伝道部の言語学習をサポートする人々と共有することができます。
- 『宣教師用EnglishConnect』のワークブックや音声教材(またはウェブアプリ),Embarkアプリを活用する。
- EI報告書やLSA報告書を参考にして,どんな学習をしたらよいか考える。
- EI報告書またはLSA報告書に録音されている自分の音声をその言語が堪能な人に聞いてもらい,アドバイスをしてもらう。
- 具体的な目標を設定した言語学習計画を毎週立てる(詳しくは
『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第7章 を参照)。
宣教師は最後の転勤中にEIテストが終わると,証明書をダウンロードすることができます。そして,これは伝道後に使うことができます。この証明書があると,宣教師の帰還後の就職が有利になる可能性や,BYUパスウェイ・ワールドワイドに入学できる可能性が高くなるかもしれません。
BYU-パスウェイ・ワールドワイドは,教会が支援する低価格なオンラインの学位習得プログラムで,BYUアイダホ校およびエンサインカレッジと提携しています。
BYUパスウェイ・ワールドワイドへの入学を許可された帰還宣教師は,BYUパスウェイの基礎コース(パスウェイコネクト)履修中は自動的に
そこまで高い点数が取れなかった場合にはどうしたらよいのでしょうか。
EIの点数が6.5に達していない宣教師には,EnglishConnectの教材を使って英語を学び続けることをお勧めします。EnglishConnect3については,宣教師は帰還後には無料の宣教師版を使うことができなくなりますが,お住まいの地域の